若い新郎新婦から両親に結婚式をプレゼント!!その①
新郎新婦と打合せのとき、ご両親は結婚式をしていないというお話を伺いました。
「私たちだけが結婚式をするのもなんだか悪くて」
お二人の素直な気持ちです。進行の打ち合わせだったのに、意外な展開。
よくよく事情を伺うと 新郎のご両親は再婚したばかりで入籍のみ。新婦のご両親は、様々な事情で式を挙げられなくて、気がつくとここまで来たという感じだそうです。
お二人にとって披露宴は特別な日だから、当然ご両親にとっても特別な日です。何もしないのはどうかと思うというお二人の考え。
そう来ましたか、その当時はただただ驚きだけでした。そこで私を含め、担当のプランナーと一緒に考えました。
お二人から投げかけられたのは、写真が撮れるようなシ-ンを作ってほしいということでした。そして新婦からは、お母様にドレスを着せたい。だっていくつになっても女性は憧れですもの。と。
年齢を考慮して初めは和服の案もあったのだけれどいっそドレスがいいと思うという新婦の想いを進めた感じ。
確かにドレスの方が着る機会無いですものね。和装は予算の関係もあるし、着付けに時間もかかるし、披露宴の限られた時間に入れ込むのは私たちとしても、自信がない。
そこでまずは、披露宴の中で、ご両家のご両親にウエディングケ-キのご入刀のシ-ンを盛り込む。そのために、ご両親の入場シ-ンを作る。
ご入場のシ-ンを作るのだから、お母様にはウエディングドレスを着てもらう。ただしお父様はそのままモ-ニング。
そこまで考え、あとはどのシ-ンに入れるのか。実はそこが一番悩んだところだったのです。