家族にとって2度目の結婚(再婚)とは?その⑥
さて、披露宴当日はというと、ご両家のご家族は1人として出席しませんでした。
打合せはそう聞いていましたが、時間が立てば、それこそ時が解決するかと思っている私達がいました。
しかし、自体は深刻で、よくよく話を伺ってみたら、その点については修復不可能なところまで行ってしまったと、両家とも無視を決め込んで、平行線であると言う事でした。
それでもお二人にとって大切な日であることには間違いなく、
お二人が選んで決めた日でもあり、出席人数を減らし、会場も広い方からコンパクトな会場へ変更し
スタッフ側も何がなんでも成功させたい想いから、あらゆる手を尽くしました。
入場するまで不安で一杯だったのはお二人だけではないのです。
スタッフも同じ思いだったのです。
いざ入場した時のお二人は、硬い表情で、笑顔とはいえ、ひきつった印象でもありました。
しかし、友達、仕事先の上司、先輩同僚と、皆が笑顔で迎えてくれた、
しかも大きな声援を送ってくれたり、お二人の手を握ってくれたり、それがどれだけお二人の勇気へつながったことか。
結果オ-ライとはよく言ったもので、お二人の大きなエ-ルとなったのです。
お色直し後の余興で、新郎がカラフルなアフロヘア―の鬘をかぶり、誰よりもはじけ飛んでいた姿を見て
良かったと思った瞬間でもありました。
お開き前のご挨拶で、男泣きをした新郎。
今お二人が幸せに暮らしているだろうと思っています。
その後の事は伺っていませんが、様々な苦労もお二人の絆を確固たるものにしたのは間違いないと思っています。
家族の事、決して切り離すことはできませんが、
解決できる糸口を一緒に探していくことも、私達の仕事なのだと思っています。
どんなことでも話して欲しい、それが結果いい形になるのだと感じました。